電奏楽団 天門ぶろぐ

アニメやゲームの曲を作っている天門の個人ブログです

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回顧録(6) コミケ

さて、ほとんど情報の無いまま、
コミケに初参加したわけですが、
やはりなんといってもコスプレが驚きましたよね(笑)

目を白黒させながら自分たちのスペースで
ソフトの頒布を開始しました。

記憶だと、一枚200円だったと思います。

当時、パソコンのソフトを出しているサークルはそれほど
多くはなかったと思いますが、ちょっとしたゲームとかを数百円から
千円程度で出している風潮だったと記憶しています。

そのサークルの中に、「オニオンソフトウェア」という所が
ありまして、非常に使い勝手の良かった
MMLのドライバー「SPLIT」を出していたんですが、
その他にもちょっとしたDISKを「100円ソフト」と題したものも
あったんですね。

そして、その「100円ソフト」に、当時のPCゲーム界を席巻した
某有名ゲームの音楽に携わり、カリスマとしてその名を
とどろかせた方もペンネームで参加していたんです。

その事はMMLドライバー「SPLIT」を使っていた私にとって
後々、重要な意味を持つことになります。


さて、私たちのサークル。

実は持って行ったクイズゲームが全部完売したんです。

たかだか50枚程度ではありましたが、旧友の撮影した
画面写真をディスプレイしていたのも効を奏し、
すべてさばく事ができました。


これがですね、徹夜明けの頭にも相当の刺激だったらしく、
非常に感動を覚えたんですね。

その後、いくつか他のサークルのゲームを買ったりして
会場を後にしました。
師匠は何か別な理由があったのか、一緒ではありませんでしたが
後から来た旧友と、フラフラになりながら
大きな橋を渡って帰った記憶があります。


家に着いて、そのまま寝たんですが、
起きた後でも感動がひしひしとよみがえってきました。

自分たちが自発的に作ったモノを、他人が買ってくれる・・・。
うれしかったですね~。
今まで味わった事の無い、言い尽くせない幸福感に
包まれたわけです。

作ることだけでも幸せだったのに、さらに完売した事実が
かなりのインパクトになりました。

学生の時にそういうインパクトを受けた事は
確実に自分のその後の人生の根幹になりましたよね。

後年、新海さんと出会って「彼女と彼女の猫」に携わって、
DoGaでグランプリを受賞したあとに
CDRに焼いて同人即売会に出品する事を
私が提案しましたが、それもあの時のアマチュア精神が
根底にあったからなのだと思います。


コミケというと、ちょっと拒否反応を示す向きも
あるかと思いますが、私にとっては重要な体験を
した忘れられない場所なのでした。



つづく







[ 2009/08/19 10:51 ] 回顧録 | TB(-) | CM(3)
恥ずかしながらコミケには行ったことはないんですけど、こういったイベントはとても有意義なものだと思います。いろんな意味で“発散”の場だなと。コミケというと名の通り同人誌が多そうですけど、ゲームであったり音楽であったり様々なものがあるんですね。近年はM3とかもありますよね。そういうイベントに対する理解はわずかながらも進んでると思います。

100円ソフトは古○氏ですよね。イースから近年の湾岸MIDNIGHTまで聴いてます。氏の話もブログで書かれるんでしょうか。フ○○○ムですもんね。こういった繋がりみたいな話は好きだなあ。

完売ってすごいですね。売れるってことは、期待され評価されるってことだから、作る側にとっては感動を覚えるんだろうなあ。本当に貴重な体験ですね。

minoriさんとか、いわゆるアダルトゲームブランドもアマチュア精神みたいなものを持ってますよね。パイがそれほど大きくはないせいかもしれませんけど、そういう精神は好きです。メジャーになり過ぎたり、悪い意味でのプロ意識を持ってしまった方にはないものがそこにはあるんだと思います。

回顧録とってもおもしろいです。続き待ってます。
[ 2009/08/20 00:32 ] [ 編集 ]
     
コミケの知識なくいきなりコスプレの集団がいるのを見たら確かに驚きますね(笑

最近だと、自作ソフト系を売っている団体というのはあまり見かけませんね……
100円代でソフトが販売されているということ自体あまりない気がします

それにしても、50枚とはいえ完売するとはすごいですね!
当時はどうだったのか僕は知りませんが、即売会のような場所での完売はすごいと思います。
お客さんも前情報があって来るわけではなかったと思うので、当日売れたということはそのクイズゲームになにか魅力的なものがあったのでしょうね

自分の製作したものが自分のわかるところで他の人に評価される。
うれしいし、やりがいがありますよね~
規模やジャンルは全然違えども、似たような体験をしたことがあります。
俗にいうクリエーターな方々はこのような体験が原動力になっている方が多い気がします。
こういう経験がある方とない方だと、ファンやユーザーへの態度やサービス、作品のクオリティの向上など細かいところでも差がついている気がします。

この体験がきっと今の天門さんの中で1つの大きな原動力につながっているのでしょうね
僕もなにか出展など参加してみたいものです。
[ 2009/08/20 02:51 ] [ 編集 ]
>どざまっかーさん

どうもです。

>いろんな意味で“発散”の場だなと。コミケというと名の通り同人誌が多そうですけど、ゲームであったり音楽であったり様々なものがあるんですね。
>近年はM3とかもありますよね。そういうイベントに対する理解はわずかながらも進んでると思います。

そうですね。自分で何か作っても、そこからどうするのか、っていうのが
割りと悩むところでしょうけど、こうした場があれば
目的、目標になったりしますからね。
一昔前よりは確かに理解が進んでいるかも知れません。



>100円ソフトは古○氏ですよね。イースから近年の湾岸MIDNIGHTまで聴いてます。氏の話もブログで書かれるんでしょうか。フ○○○ムですもんね。こういった繋がりみたいな話は好きだなあ。

氏には直接の面識は無いんですけどね。憧れの的でした。
ファルコム編も、書ける部分は書いて行くつもりです。


>完売ってすごいですね。売れるってことは、期待され評価されるってことだから、作る側にとっては感動を覚えるんだろうなあ。本当に貴重な体験ですね。

その体験はかなり強いものでしたね~。初めてだったので、
「慣れ」というものが無かったのも良かったかも知れません。


>minoriさんとか、いわゆるアダルトゲームブランドもアマチュア精神みたいなものを持ってますよね。

フットワークが軽いっていうのがある種強みですよね。


>回顧録とってもおもしろいです。続き待ってます。

ありがとうございます。
こういうのってなかなかおこがましいですけどね(笑)



>いわたかさん

どうもです。


>コミケの知識なくいきなりコスプレの集団がいるのを見たら確かに驚きますね(笑
>最近だと、自作ソフト系を売っている団体というのはあまり見かけませんね……

コスプレはびっくりしました(笑)

段々とクオリティーが高くなって行ってるんですかね。
コミケ発で有名になった物で、
メジャーになった「ひぐらし」とか、「東方」も同人の中では
揺るがない知名度がありますもんね。


>自分の製作したものが自分のわかるところで他の人に評価される。
>うれしいし、やりがいがありますよね~
>規模やジャンルは全然違えども、似たような体験をしたことがあります。
>俗にいうクリエーターな方々はこのような体験が原動力になっている方が多い気がします。
>この体験がきっと今の天門さんの中で1つの大きな原動力につながっているのでしょうね


いわたかさんも、それにつながるような事を体験されているんですね。
その時の感動が原動力になっているのは確かですね。
若い頃の方が純粋に物事を感じる力があると思うんです。
だから、学生時代の経験っていうのは何ものにも変え難いですね。


>僕もなにか出展など参加してみたいものです。

ぜひ何かチャレンジしてみてくださいね。


[ 2009/08/25 10:01 ] [ 編集 ]
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プロフィール

天門2009

Author:天門2009
1971年東京都生まれ。
本名:白川篤史
1990年PCゲーム会社
日本ファルコムに
サウンドとして入社。
12年を経て退社後、
minoriに籍を置きながら
新海誠監督の映像などの
アニメの音楽に従事。

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