電奏楽団 天門ぶろぐ

アニメやゲームの曲を作っている天門の個人ブログです

「敵」について

先日、知人とふと物語などの「敵」についての
話になりました。

そういえば、ジブリの作品も、
徹頭徹尾「敵」や「悪」などを貫いている
キャラクターって少ないな、と。
わかりやすい所ではラピュタのムスカと
もののけ姫のじこ坊くらいですかね。
ナウシカのクシャナ姫や、もののけの烏帽子様とかになると
ちょっと背景が見えてくる気がする。

もちろんムスカやじこ坊にもそれなりの
背景があるわけでしょうけど。


だいぶ前ですが、ある人が「雲の向こう」を
ブログでさんざんこきおろしてるのを見たんですが、
その中に「敵が出てこない」とあり、しかも

「敵が出てこないのは若者の馴れ合い主義の現れだろうか」

と。 いやいやいや。
およそ世間に出回っている小説、映画、ドラマ、漫画、の
中に、敵が出てこない作品はどれくらいあるんでしょうか。

それらが「馴れ合い主義」のなせる業なのでしょうか(笑)
たぶん、その人はそういう意味じゃない、と言うだろうけど、
気に入らないその作品だけを批判したい為に
大義名分のふろしきを大きくしてしまうから
いろんな物も引っかかってくる、という(笑)

それはどうでもいいけど、
物語の構造としてわかりやすくなるから「敵」という
要素は便利なんでしょうけどね。

昔、小学生~中学生の頃、特撮の宇宙刑事シリーズの
どれかを見ていた時に、
当然、わかりやすい敵の組織が出てくるわけですが、
その組織内でナンバー2の座を巡って敵同士が
競ってる描写があったんですね。

それはすごく新鮮だったんですよ。
「敵は敵なりにいろいろあるんだなぁ」って、
ちょっと新しい感情が芽生えた事を思い出します。

そういう事もあって、純粋な勧善懲悪に収まらない作品の
方が好みではありますね。
だから群像劇のようなものが好きなのかもしれない。



[ 2010/05/17 17:30 ] つれづれ日記 | TB(-) | CM(8)
僕も勧善懲悪でおわってしまう作品は好きではないです。  どちらかと言うと・・・音楽でストーリーの終わりをまとめてしまうような作品が好きですね!  
終わったときにもやもやしてしまいますがww
[ 2010/05/17 18:59 ] [ 編集 ]
結局は「好みの問題」で間違いなさそうですね(笑)
[ 2010/05/18 20:40 ] [ 編集 ]
■ゆうだいさん
■ぴろちゅんさん

どうもです。
そうですね。結局は好みの問題なんですよね。
それなのに「若者の馴れ合い」だとか
言い出すよう人がいるのが滑稽です。


[ 2010/05/19 17:30 ] [ 編集 ]
今回の記事、何度も読み返したんですが、最初に抱いた気持ちは変わりませんでした。

「若者の馴れ合い」と言ってしまえる感性が怖いです。今の時代を表すかのような…誰か〈敵〉を作らなければ団結出来ない感じが。

切ないですね。
[ 2010/05/20 19:04 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
■歌音さん
どうもです。

> 「若者の馴れ合い」と言ってしまえる感性が怖いです。今の時代を表すかのような…誰か〈敵〉を作らなければ団結出来ない感じが。

補足なんですが、
その方はおそらく40代以上くらいの、私や新海さんより年上だと思われる方でした。
そして、アニメの制作に関わっているらしく、
「雲の向こう」批判は主にアニメの技術面が多かった記憶があります。

ですから、「若者の馴れ合い」っていう言葉も
いかにも年配の人が陥りやすい愚痴のような気がします。

特にアニメ製作現場で苦労した人にとっては、
新しい技術を駆使して劇場映画の監督にまでなった
新海さんに嫉妬して、憎しみのように感じるのは
それほど無理も無い事なのかな、と。

[ 2010/05/20 21:10 ] [ 編集 ]
「敵が出て来ないのは、若者の馴れ合い主義の現れだろうか」ですか。生きる事は、新海さんも、たまに悩んだりとかすると思いますし、勿論、天門さんも時々、悩んだりとかすると思いますし、
新海さんなど、わざわざ、孤独な海外生活を体験しに1年間、イギリスで生活をしたりするわけで、
新海さんは、どちらかというと、群れるよりは、孤独な真剣な生き方を重視しているように感じます。

僕も悩みますよ。というか、ここ数年悩むというより苦しんでいますけど。
若者が、皆、馴れ合うというより、今の時代、疎外感や、孤独感を、通奏低音のように感じている、若者は多いと思いますよ。僕自身そうですし。

アニメ制作者の嫉妬ですか。憎しみ。
テレビ番組で、宮崎駿さんのドキュメンタリー番組が以前、放送されていたのですが、宮崎さんが、アニメ企画を持ち込むと「あいつの企画は馬糞臭い」と侮蔑されていた不遇の時期が、ナウシカの映画を作る前の宮崎さんには、あったんだそうです。
でも、宮崎さんは、自分を信じて、頑張ったんですよね。

その「雲のむこう」を批判していた方は、売れている人気アニメ監督達の光の部分しか、見えていないのではないでしょうか?影の部分だって、誰にだってあると思うのですが。

影といえば、今、僕は、数年前にヒットした竜騎士07さん原作の作品「ひぐらしのなく頃に」がとても面白くて、プレイステーション2のゲームや、小説や、アニメにはまっているのですが、イメージアルバムCDの「かけらむすび」の
「緑色のやさしい風」と「月の夜のつめたい風」あと、「こころむすび」の「陽炎」という作品の作曲を天門さんしていますね。
まさか、こんなところで、天門さんの作品に出合うとは思わなかったです。「ひぐらしのなく頃に」は、
恨みとか憎しみとか、暴力とか凶器と狂気とかが主題ですが、
何と言うか、愛情の大切さとか、仲間を信じる事とか、
を表現している感じですよね。
話しが「雲のむこう」批判をする方から逸れてしまいましたが、その方「ひぐらし」を見てみたら、
良いかもしれないですね。
あ、でも年配の方には、「ひぐらし」は、前半は、
刺激が強すぎかもしれないですけど・・・・。
最後まで、見てみたら、感動すると思いますけど。


[ 2010/05/22 18:56 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
■tamagoさん
どうもです。

> 新海さんなど、わざわざ、孤独な海外生活を体験しに1年間、イギリスで生活をしたりするわけで、
> 新海さんは、どちらかというと、群れるよりは、孤独な真剣な生き方を重視しているように感じます。

そうですね。とにかく遠い所で孤独にひたる事が必要だったのではないかと思います。


> 若者が、皆、馴れ合うというより、今の時代、疎外感や、孤独感を、通奏低音のように感じている、若者は多いと思いますよ。僕自身そうですし。
> でも、宮崎さんは、自分を信じて、頑張ったんですよね。
> その「雲のむこう」を批判していた方は、売れている人気アニメ監督達の光の部分しか、見えていないのではないでしょうか?影の部分だって、誰にだってあると思うのですが。

件の人のわかりやすい嫉妬ですよね。

今の時代、馴れ合う人たちもいれば、引きこもり、うつ、等を抱える人もいますし、
一概には言えないですよね。

宮崎さんも紆余曲折があるわけですから、確かに一面だけを見て
語るのはちょっと早計かな、と。

たぶん自分でも監督をしたい(あるいはやった事がある)という思いが
あるのだと思います。
そういう屈託が、新海さんの光の部分を見て刺激されてしまったのだと思います。
自分のやりたい事と現実のギャップと、
そういうものに折り合いが付けられないと年を取るごとに
屈託は強くなってしまいそうで、なかなか私自身、参考にはなりました。


>イメージアルバムCDの「かけらむすび」の
> 「緑色のやさしい風」と「月の夜のつめたい風」あと、「こころむすび」の「陽炎」という作品の作曲を天門さんしていますね。

思わず、お声がかかりまして、参加させていただきました。


> 「ひぐらしのなく頃に」は、
> 恨みとか憎しみとか、暴力とか凶器と狂気とかが主題ですが、
> 何と言うか、愛情の大切さとか、仲間を信じる事とか、
> を表現している感じですよね。

本質は愛と勇気の物語ですよね(笑)
私もゲームをプレイして、段々と世界の構造がわかっていって
事件の真相が明るみに出て行く過程は喝采しました。


> 話しが「雲のむこう」批判をする方から逸れてしまいましたが、その方「ひぐらし」を見てみたら、
> 良いかもしれないですね。
> あ、でも年配の方には、「ひぐらし」は、前半は、
> 刺激が強すぎかもしれないですけど・・・・。
> 最後まで、見てみたら、感動すると思いますけど。

そう思います。中盤までのホラー的、スプラッター的要素に
耐えられないと・・・。
その分の反動で後半の感動が増幅すると思いますけどね。

[ 2010/05/22 20:14 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
ここ数日、tamagoさんのコメントが
反映されてませんでしたね・・・。すみません。
[ 2010/05/24 23:55 ] [ 編集 ]
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