電奏楽団 天門ぶろぐ

アニメやゲームの曲を作っている天門の個人ブログです

回顧録(12) 架空のサントラ 

その求人広告はタイミング的にバッチリでした。

具体的な文面はぜんぜん覚えていませんが、
「コンポーザー(作曲)、サウンドスタッフ募集。
テープに自作曲を収録し、その曲の譜面と一緒に送付のこと」

憧れの会社でしたから、もう居ても立ってもいられずに
行動を開始しました。

そして今まで作った曲の中から、
一応、格好が付いている曲を選出。

全部で20曲ほどをテープのA面とB面に収録しました。

そのとき、「架空のサントラ」をイメージ。
一番最初の曲はオープニングっぽい曲、
一番最後の曲はエンディングっぽい曲、

という感じで、時折、ボス戦闘時のような曲も
織り交ぜて、ゲームのサントラ風に仕立てました。

そして、その中の一曲の譜面も作成。
譜面についてほとんど知識の無い状態なので、
とりあえず安い「譜面の書き方」的な本を
買って来て、見よう見まねで作りました。

たぶん、間違いだらけのいい加減な
代物だったと思われます(笑)

兎にも角にも、ダメで元々、という気持ちが
ほとんどでしたが、憧れのゲーム会社に資料を送付。


その頃、以前書いた私の師匠とは、接するタイミングや
趣味のズレから、段々と疎遠になっていきました。

奇しくも師匠の方の、それまでのオタク寄りの趣味が
ガラリと変化。

その、わずかな3~4年の間に師匠と親しくなって
なければ、また、師匠がゲームを作る趣味でなければ、
私もその後の道が開けていなかったので、
ちょっと不思議でしたね。

まるで、お互いに役目を終えたように、
接点が無くなりました。



そしてある日、会社から内定通知が到着。

これはとても嬉しかったですね。

「架空のサントラ」で20曲も送って来た、という所で、
印象に残り、お目にかなったようです。


この後より12年間、
会社のサウンドとして働く事になりました。




つづく

[ 2010/02/09 10:46 ] 回顧録 | TB(-) | CM(0)
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