電奏楽団 天門ぶろぐ

アニメやゲームの曲を作っている天門の個人ブログです

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コミケC89 回想 その1

もう遅いですけど、あけましておめでとうございます。

そして昨年末のコミケC89、改めてありがとうございました。



今年は東ホールに配置され、目の前には大きめな通路。

外に通じる出入り口にほど近く、
寒さが懸念されるなぁ、なんて思っていたのも束の間。

開場した直後から、通路右手から
次から次へと人が移動して来ます。
そして目の前を通り過ぎて外に出てゆきます。

けっこうな人数が流れて来ており、
30分くらいは途切れない様子だったので、
いったい何処へ向かっているのだろう?と
はてなマークだったのですが、それは
やがて来たる大混乱の兆しでした・・・。

人の流れも落ち着き、ちらほらと
買いに来ていただくお客さんもいらっしゃって
いつも通りだと思っていたんです。

しかし・・・。
突然、左手方向より、誇らしげに先頭を仕切る
コミケスタッフに導かれた一団が
足並み揃って現れたではありませんか。

そしてどこかのサークルの列としてあれよあれよという間に
伸びて行きます。

二つの列が目の前に出来たので、
一気に人の密度があがりました。

並んでいるのは若い女性がメイン。

なかには軽装で並んでいる方もいて
一体、何の列なのだろう、という感じでした。


そして辺りの人口密度は急激に上昇し、
列が消化しかかったと思った瞬間に
また左手より後続部隊がやってきます。

消化したと思ったつどにそれは続き、
一体、どんな大国が戦争をしているのやら。
音楽村の街道沿いの小さな商店たちは
目をぱちくりさせてひっそりと軍隊をやり過ごします。
(もはや軍隊)

開場直後に左手に流れて行った人々は
この列に並ぶためだった事を把握。


すると、右手から現れ来たるコミケスタッフ。

大声で

「こちらの通り抜けはできませ~ん!」


私のサークルから見て右側へは
列のせいなのか、混みすぎて通り抜けできない、
という状況。

大声でふれまわっているスタッフはたったひとり。
とどまることのない人の流れに
通用するはずもなく、
通り抜けできない大きなカオスに
多くの人が吸い込まれて行きます。


そしてそんな中、
長年海外に暮らしていて、なかなか
コミケ中心の私の自主制作CDを買う機会がなく、
今回ようやく万障繰り合わせて
私のブースに訪れていただいた方が
いらっしゃいました。

せっかくなので新譜の包装を開けて
サインをさせていただきます。

お名前は「JOHN」さん。

普通に日本語が流暢だったので
その名前を聞く前は日本の方だと
思っていましたが、違ったのかも知れませんね。

そしてJOHNさんが去った後、
こともあろうか
さきほどサインを書いた
新譜CDの「帯」をお渡しする事を
すっかり忘れていた事に気が付きました。

JOHNさんは背が高く、赤い服を着ていた事を
思い出し、彼が去った方向も把握していたのですが・・・。

そちらは先程のコミケスタッフが文字通り
孤軍奮闘で通り抜け不可を
叫んでいた方向・・・。

集中して目をこらすと、背の高いJOHNさんが
今まさに人の波に飲み込まれようとしています。

今ならまだ間に合う!

とばかりに私も躍り出ます。

本当に、
本当にその地点はカオスの極み。

思い切って人の波に飛び込んだのは
いいものの、もともとの列の並びに加え、
別な方角からどんどん人が流入。

鳴門海峡もかくや、という程の海流もとい
人流の交差ぶり。

そんな中でもかすかにJOHNさんの
後頭部はぎりぎり目視可能です。

(JOHNさん!JOHNさぁん!(心の声))

直線距離にして恐らくたかだか20~30メートル。

しかし行く手を阻む人の波は思った以上にすさまじく、
その数十秒後には
JOHNさんを見失ってしまいました・・・。

(JOHNさぁん!(心の声))

まさに生き別れ。今生の別れ。いとあわれなり(大袈裟)


つづく

[ 2016/01/09 18:09 ] コミケ | TB(0) | CM(-)
プロフィール

天門2009

Author:天門2009
1971年東京都生まれ。
本名:白川篤史
1990年PCゲーム会社
日本ファルコムに
サウンドとして入社。
12年を経て退社後、
minoriに籍を置きながら
新海誠監督の映像などの
アニメの音楽に従事。

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